この記事では、NHKラジオ語学講座のストリーミング放送をダウンロードするのに便利な、2013年度4月版CaptureStream(キャプチャーストリーム)のダウンロード方法、使用方法、トラブルが発生した場合の解決方法について解説したいと思います。
なお、2013年3月末より、NHKラジオ語学番組公式サイトでストリーミング放送を聴くには「マイ語学」に登録することが必要ですが、CaptureStreamを使用し音源をダウンロードする場合には、マイ語学に登録する必要はありませんのでご注意下さい。
NHKストリーミングをダウンロードする方法は多数ありますが、
1.フリーソフト(無料)である点
2.使用方法が分かりやすい点
3.製作者様の更新が定期的に行われている点
から、当サイトではCaptureStreamの使用を推奨しています。
NHK語学講座ダウンロード @ ウィキ(CaptureStream公式サイト)
http://www42.atwiki.jp/cachestream/pages/21.html
NHK語学番組
https://cgi2.nhk.or.jp/gogaku/
■目次
・CaptureStreamダウンロード方法
・「スクランブル文字列」という仕組みについて
・CaptureStreamでダウンロードできなくなった場合のトラブル解決策(トラブルシューティング)
■CaptureStreamダウンロード方法
1.CaptureStream公式サイトTOPページから「CaptureStream(Windows版/Macintosh版/Linux版/Ruby版)」と書かれた所をクリックします。
NHK語学講座ダウンロード @ ウィキ(CaptureStream公式サイト)
http://www42.atwiki.jp/cachestream/pages/21.html

2.「ダウンロード」ボタンを押します。

3.ダウンロードするCaptureStreamの種類(Windows、Mac、Ubuntu)を選択します。

4.CaptureStream.zipのダウンロードが自動で開始されるので、PCへ保存します(開始されないときはCaptureStream-XXX.zipの部分を押します)。

5.CaptureStream-XXX.zipのダウンロード完了(一例としてデスクトップに置きました)。

6.このままでは使えないので、CaptureStreamを展開します(ダウンロードしたファイルの上で右クリックで出るメニューから「展開」を選んだり、中に入っているCaptureStream.exeをダブルクリックしたりすれば展開されます)。図は展開済みの物。

7.CaptureStreamの展開したファイルの中から「CaptureStream.exe」をダブルクリックしてCaptureStreamを起動します。

8.CaptureStreamの操作画面から、□にチェックを入れて、ダウンロードする講座を選択します。「既存のファイルはスキップ」にはチェックを基本的に入れたままにすること。そうしないと、ダウンロード済みの講座のファイルをいちいちインストールし直すことになります。また、2013年度4月5日版から、ダウンロードする講座のファイルの種類を変更できるようになりました。初期状態ではmp3になっていますが、変更したい人はそこを変更して下さい。選択が完了したら、「ダウンロード」を押して、講座のダウンロード開始。

9.「ダウンロード」を押すと、ダウンロード状況を伝える画面が表示され、ダウンロードしている講座名(ファイル名)が表示されます。この画面下の「クリア」ボタンは、画面に表示される文字(ダウンロード情報)を削除するだけなので、特に押す必要はありません。

10.また、ダウンロード中は、「ダウンロード」ボタンが、「キャンセル」ボタンになります。途中でダウンロードを止めたい場合は、このボタンを押します。

11.講座のダウンロードが完了すると、ダウンロードした講座名のフォルダが生成されます。

12.講座のフォルダの中には講座の音声ファイルも生成されています。これで講座を聴けるようになります。

■「スクランブル文字列」という仕組みについて
簡単に言うと、講座ダウンロードのために、スクランブル文字列というのを入力する必要があります。CaptureStreamは公式サイトの「NHK語学講座ダウンロード @ ウィキ」や、スクランブル文字列解析システムを使って、自動的に最新のスクランブル文字列を取得する仕組みになっています。

逆に言えば、過去のスクランブル文字列を入力すれば、過去の音声をダウンロードできる場合があるということです。
また、何らかの原因によって最新のスクランブル文字列をCaptureStreamが取得できなくなっても、手動でスクランブル文字列を入力すれば、その問題を解消することができます。
ここでは、このスクランブル文字列の入力方法について記述します。
1.CaptureStreamの公式サイト「NHK語学講座ダウンロード @ ウィキ」では、スクランブル文字列を公表している。見るためには、TOPページの「コード参照用xml」をクリックする。

2.すると、以下のような画面が表示されます。一例として、この画面に「scramble date="20130325" code="0746L2KALUGTR6"」というように文字が表示されているのが分かると思います。最初の「scramble date」とそれに続く8桁の数字は、ストリーミングが公開された日を示しています。「scramble date="20130325"」なら、2013年3月25日に公開された、ということです。次に、「code」とそれに続く数字と英語大文字の混ざった物は、スクランブル文字列を示しています。「code="0746L2KALUGTR6"」なら、「スクランブル文字列=0746L2KALUGTR6」ということです。つまり、2013年3月25日に公開されたスクランブル文字列は「0746L2KALUGTR6」と分かるわけです。これを、CaptureStreamに入力していきます。

3.CaptureStreamを起動させた状態で左上に表示される「カスタマイズ」→「スクランブル文字列」とクリックします。

4.そして、「Dialog」の画面で、ダウンロードしたい週のスクランブル文字列を入力し、「OK」を押します。

5.この状態で、ダウンロードすると、スクランブル文字列に従った講座をダウンロードすることができます。
*以前は、かなり過去のものもダウンロードできたのですが、今は、すぐに音源が降ろされるので、過去のもののダウンロードはできないと考えたほうがよいです。講座は大体月曜日の9時〜10時に更新されます。
6.ダウンロードが完了したら、スクランブル文字列は「必ず」消去しておきましょう。でないと、最新の講座をダウンロードすることができなくなります
■CaptureStreamでダウンロードできなくなった場合のトラブル解決策(トラブルシューティング)
CaptureStreamで正常にファイルがダウンロードできなくなった場合のトラブル解決の定石について記述しておきます。
1.CaptureStreamをダウンロードし直す
何も問題が無いように見えても、ファイルが壊れるなどの不具合で、ダウンロードできなくなる場合があります。ストリーミングがダウンロードできない場合は、新しいCaptureStreamをダウンロードし直してみて下さい。特に、最新版のCaptureStreamが出ている場合、必ず最新版に変更しておきましょう。
2.スクランブル文字列を消すor入力する
スクランブル文字列は、特に何もない場合、空欄にしておきましょう。スクランブル文字列を入力したままにすることは、正常にダウンロードできない原因になってしまいます。
また、ダウンロード中に表示される画面に「スクランブル文字列を取得できませんでした」と表示され場合は、最新のスクランブル文字列を調べ、スクランブルを入力しましょう。
3.エラーメッセージが出るならそれを元に対応する
エラーメッセージが出る場合があります(「...dllがないため起動できませんでした」など)。その場合、エラーメッセージの文面をそのままYahoo!やGoogleで検索すれば解決策にたどり着けることが多いです(とりあえずYahoo!とGoogle両方で検索してみましょう)。
「エラーメッセージが出たら検索」は必須です!
4.時間を置いてダウンロードしてみる
NHKのサーバーの問題で、ダウンロードできない場合が考えられます。ダウンロードできない場合は、少し時間をおいてから再ダウンロードすることもしてみて下さい。
5.CaptureStream製作者様のTwitterを見る
https://twitter.com/jakago
製作者様が不具合とその解決法についてつぶやいている場合があるので、目を通しましょう。
6.他人に質問する
質問は基本的に最後の手段です。「製作者様や他人にTwitterや掲示板などを通じて質問するのは自分で検証してみてから」というのを心掛けましょう。問題が起こるたびに調べもせず「不具合」と掲示板に書き込んだり、その書き込みへの返事がないことに憤慨したり、製作者様が既につぶやいていることなのに製作者様に繰り返し質問をしたりする人を当ブログ以外の場所で見かけることがありました(最近は悲しいことに減るどころかむしろ増えている印象を受けます。今回、これらの質問に対する負担が少しでも減るように、2012年の記事では書かなかったトラブル解決法を加えようと決断した理由でもあります)。
PCのソフトが正常に動作しない原因は個別に異なる場合が多いので、必ず、自分で調べてから(最低限、上記の手順くらいは踏んでから)質問してみることが大切です。
最後の手段として質問するときも、使っているOS(WindowsかMacかUbuntuか)、OSのバージョンは何か(Windowsなら8、7、Vista、XPなど)、CaptureStreamのバージョン、正常に動作していたときはあるか・あるならそれはいつか、エラーメッセージが表示されているか・いるならどのようなメッセージか、などを必ず伝えることです。突然「ダウンロードできません」ということだけを言われたとして、その「ダウンロードできない」という情報だけで問題を解決できるでしょうか。多くの場合、できません。
質問に答える人は、自分の時間を使って回答してくれているので、そのことと礼節を忘れないようにして下さい。幸い、私は当ブログでのコメントのやり取りで不快な思いをしたことはないのですが、迷惑をされている方がいらっしゃるようなので、記載させて頂きました。長々と失礼致しました。
以上で記事は終了になります。
質問等ありましたら、コメント欄にてお知らせ下さい。
少しでもNHK語学番組で語学を勉強される方のお役に立てたら幸いです。学習の成果が出るよう祈っております。
こちらにたどり着きました。
パソコン初心者なのですが
わかりやすい説明で簡単にDL出来ました。
助かりました。ありがとうございます!
>パソコン初心者なのですが
>わかりやすい説明で簡単にDL出来ました。
>助かりました。ありがとうございます!
当ブログへの最高の褒め言葉です。
嬉しい報告、ありがとうございました。
高梨さんのツールもだめみたいで困っています。
jakagoさんのツイッターでもそれらしきことが書いてありました。
対応されるのをまつしかないですね!
NHK.htaはその後試していませんが、高梨さんのツールは問題なくダウンロードできました。
今はそれを使っています。
コメントありがとうございました。
最近は忙しく情報が追えていないので、情報提供助かります。
>>みなみ さん
コメントありがとうございました。
保存方法はCaptureStream以外にも複数あるので、落ち着き次第その方法についてまとめて書きたいと思います。
しばらくお待ち下さい。
下衆の勘繰りですが、NHK 側からクレームやプレッシャーがあったとか、でなければいいのですが・・・
今後の対応は未定とのことですが、来週はどうしましょうか。
コメントありがとうございました。
削除されましたね。
プレッシャーとかはともかく、NHKは公式サイトの作りから考えてストリーミングをマネタイズしたいという意図を明確に持っているのは確かでしょうね。
今週まではとりあえず確実に高梨ITさんの(きゃぷる★しゃべる)が使えるので、来週以降どうなるかですね。
CaptureStreamの開発者さんのTwitterなどによると、iOS用のフラッシュを使用しない配信を保存する動きもあるようですね。
取り合えず私は、今週は手作業で保存しました。
rtmpdump -r rtmpe://flvs.nhk.or.jp:80/ondemand/mp4:flv/gogaku-stream/mp4/13-er-4235-277.mp4 -o ラジオ英会話_2013_07_22.mp4
など。
スクランブル文字列を挿入の段階で、
以下の3,4番の処理ができません。
3.CaptureStreamを起動させた状態で左上に表示される「カスタマイズ」→「スクランブル文字列」とクリックします。
※カスタマサイズをクリックても、スクランブル文字列のクリックする所がでません。
そのため、4の処理も出きません。
4.そして、「Dialog」の画面で、ダウンロードしたい週のスクランブル文字列を入力し、「OK」を押します。
※講座をダウンロードしても、再生がでてません。
音声をでるようにしたいのですが、出し方を教えて下さい。